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CRD概要

CRD

CRDとは、Controller Resource Definition の略で、デバイスが持つリソース情報をメーカーに依存することなくXMLファイルで共有するための「標準データスキーマ」です。デバイスが持つ情報には、動的な情報と静的な情報がありますが、静的な情報はデバイスから取得する必要はありません。そこで、XMLスキーマ技術を用いてリソース情報のフォーマットを定義するCRDが開発されました。

CRD

CRDの機能を実装したCRDプロバイダにより、CRDスキーマで定義された書式に従って記述したXMLファイルにアクセスできます。上図はCRDプロバイダがCRDファイルにアクセスする構造を示しています。CRDファイルはCRDプロバイダ経由でアクセスする方法だけでなく、ネイティブアプリケーションでXMLパーサを組み込み、直接アクセスする方法もあります。

CRD

CAOエンジンには、CAOプロバイダの静的な情報を補完するために必要な情報をCRDファイルから取得して、クライアントアプリケーションに返す機能があります。CAOプロバイダは、情報取得の要求に対してE_CRDIMPLの値を返すと、CAOエンジンが自動的にCRDプロバイダ経由でリンクされているCRDから、対応する情報を取得して返します。

本サイトでは、CAOアプリケーション=
ORiNアプリケーション、CAOエンジン=ORiNエンジン、CAOプロバイダ=ORiNプロバイダと表記しています。