SIerの皆様へ用語解説

用語解説

ORiN関連用語

  • CAO (Controller Access Object)
    ORiNが定義する、アプリケーションからデバイスにアクセスするための「標準プログラムインターフェース」の仕様。
  • CAOエンジン (CAO Engine)
    ORiNのCAO仕様を実装したモジュール。ORiNエンジンとも言う。
    アプリケーションがCAOを使用した際に実行され、プロバイダへのアクセスを中継する。
  • CAOアプリケーション (CAO Application)
    CAO (標準プログラムインターフェース) を利用するアプリケーション。ORiNアプリケーションとも言う。
  • CAOプロバイダ (CAO Provider)
    CAOエンジンのプラグインとして位置づけられる、デバイスにアクセスするモジュール。ORiNプロバイダとも言う。
    デバイスごとに異なる仕様を吸収し、CAOに共通のアクセス手段を提供する。
  • CAP (Controller Access Protocol)
    ORiNが定義する、インターネット経由でデバイスにリモートアクセスするための「標準通信インターフェース」の仕様。
  • e-CAP (Embedded CAP)
    HTTPのPOSTコマンドを利用してデバイスと通信するCAPの仕様。
  • b-CAP (Binary CAP)
    TCP/UDPでバイナリデータを使ってデバイスと通信するCAPの仕様。
  • b-CAPサーバ (b-CAP Server)
    b-CAPをサポートするサーバアプリケーション。
    b-CAPクライアントからの要求に対して、CAOを利用してデバイスにアクセスする。
  • b-CAPリスナ (b-CAP Listener)
    b-CAPサーバの一つで、コマンドラインアプリケーションとして動作する。
  • b-CAPサービス (b-CAP Service)
    b-CAPサーバの一つで、Windowsサービスプログラムとして動作する。
  • b-CAPクライアント (b-CAP Client)
    b-CAPをサポートするクライアントアプリケーション。
    b-CAPサーバにコマンドを送信することでリモート環境のデバイスにアクセスする。
  • b-CAPプロバイダ (b-CAP Provider)
    b-CAPクライアントとして動作するプロバイダ。
    CAOアプリケーションは、このプロバイダを利用することでリモート環境のデバイスにアクセスできる。
  • CRD (Controller Resource Definition)
    ORiNが定義する、デバイスが持つ各種静的リソース情報を表現するための「標準データスキーマ」の仕様。

IT関連用語

  • ミドルウェア (Middleware)
    OSとアプリケーションソフトウェアの中間に位置し、様々なアプリケーションソフトウェアから共通して利用される機能を提供するソフトウェア。
  • アプリケーション・アーキテクチャ (Application Architecture)
    システム内のソフトウェアモジュールの全体的な構成。
  • クラス (Class)
    ソフトウェアモジュール設計の考え方の一つで、クラスという単位で必要とするデータ (プロパティ) や関数 (メソッド) などを定義した設計図。
  • オブジェクト (Object)
    PC上で操作や処理などの設計図に当たるクラスを実体化したもの。
  • インスタンス (Instance)
    クラス定義に基いてメモリ上にデータの集合として展開されたオブジェクト。
  • メソッド (Method)
    オブジェクトの動作およびクラスへの操作を表現する関数。
  • プロパティ (Property)
    オブジェクトの状態や属性を表現する変数または定数。
  • イベント (Event)
    オブジェクト内で発生した動作、出来事を通知する信号。
  • コレクション (Collection)
    オブジェクトをまとめて扱うためのオブジェクトの集合体。
  • フレームワーク (Framework)
    ソフトウェアにおいて、共通的な機能やアーキテクチャを提供する雛形。
  • インターフェース (Interface)
    メソッド、プロパティ、イベントで構成された、プログラム間のデータをやりとりする手順や方式を定めたもの。
  • パーサー (Parser)
    文字列やバイナリデータの内容を解釈して必要な情報を切り出す処理を行うモジュール。
  • DCOM (Distributed Component Object Model)
    マイクロソフト社がWindows向けに実装した分散オブジェクト技術の一つ。
    ソフトウェアモジュールを外部PCからリモートで呼び出せる機能に対応している。
  • XML (Extensible Markup Language)
    テキストベースのファイルのフォーマット (マークアップ言語) の一つ。
    情報をタグで囲んで記述し、関係性を階層化して表現することができる。